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身体化していく(2/26)

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今日は広田さんと二口さんが講師でした。 山口さんがいないので、今日も俳優のための稽古でした。 身体化していくことが大切です。 頭の中で考えているだけではなかなかできません。とりあえず身体を動かして、声を出してみましょう。 次のセリフに引っ張られて、いまのセリフを迷わないようにしましょう。 その瞬間のセリフはその瞬間で処理しましょう。 もちろん、次へつなぐために考えなければならないこともありますが、それでいまこの瞬間が疎かになっては意味がありません。 また、身体やセリフに負荷がないと、つるつる流れていってしまいます。 何か、取っ掛かりや、その瞬間の重みがあるはずです。 それを無視しないように、気づかないで流してしまわないように気をつけましょう。 そういうことは、頭でセリフを追っている段階では気付きにくいですね。 セリフを早く覚えて、その場で、その身体でセリフをいうことを練習していきましょう。

同時に行う(2/21)

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今日も講師は広田さんお一人でした。 まずは身体のワークをしました。広田さんはいつも身体のことを丁寧に指導してくださいます。稽古を始める前に、できるなら自分で済ませておきましょう。 そのあとに同時にいくつものことをこなすためのワークをおこないました。 俳優は舞台上では常に「開いた」状態でなくてはなりません。そのときその場で何が起きているのか?それに対してどのように反応するのか? 頭で考えるべきところもありますが、身体が反応できる状態になっていることが大切だと思います。 「ヒネミ」から長めの、場所の説明しているセリフを選びました。「ここを右に曲がって」とか「この角に銀行があるでしょ」といったようなセリフが出てきます。 それを二人組で歩きながら一人に喋ります。 目的の場所に着くときに言い終わること、周りで座って見ている人たちになにか尋ねられたら反応することなど、いくつか課せられました。 周りのことに答えながらも、自分がしている説明のことを忘れてはなりません。 舞台上でも同じように、なにかひとつのことだけに没頭しないよう、「開いた」状態でいることを心がけましょう。 そのあとは2チームに分かれてシーン練習をしました。 山口さんが居ないので新たな演出はつきませんでしたが、復習したり、既についている演出をより追求してみたりしました。

役者のための稽古(2/19)

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今日の講師は広田さんおひとりでした。 演出をつける稽古ができないため、役者のための稽古になりました。 こういう時間をとることができるのが、このしたやみラボのいいところです。 身体をほぐすエクササイズから始めました。 顔や頭など、いろんな位置を意識しながら音を響かせ、最終的には空間も含めて響かせていくワークを行いました。 そのあとは、あるシーンを抜粋して、役者のための稽古をおこないました。 講師の方々が「セリフに圧が足りない」とよく言います。 場のエネルギーをつくる上で、とても大切なことです。セリフにも、立ち方にも、在り方にも、「圧」「エネルギー」がなくては空気が抜けて行ってしまいます。 壁に両手をつき、体重をかけながら発声するワークをおこないました。 そのあとは、とりわけ「圧」が必要なシーンを稽古しました。 セリフの調子を落とさないように、一人で完結しないように、次の人に渡すイメージを持ってやってみます。 セリフを言うときに、どのように言い始めるのがいいのか、考えましょう。具体的なイメージを持って言うのとそうでないのでは、歴然の差があります。 ひとつひとつのイメージを考えるのはとても大変な作業ですし、稽古でしっかりそれをやるのも大変なエネルギーを必要とします。 しかしそれを実践しなくては、稽古になりません。 役者のための稽古は自分でやりましょう。ラボは演出家との稽古の時間です。 お仕事や学校などでラボ以外で稽古の時間をとるのはなかなか大変ですが、できる範囲でがんばっていきましょう。