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「ヒネミ」上演延期のお知らせ(3/31)

 今日は稽古ではなく話し合いを行いました。 新型コロナウィルスの影響で、本当に公演ができるのかを話し合い、結果、延期することになりました。 あと1ヶ月で本番で、今ここで断念するのはとても心苦しいです。 しかしいま無理に強行してもお客さまの安全を確保できないこと、自分たちの安全も確保できないことから延期を決めました。 中止ではありません。いつになっても必ず上演は行います。 空いてしまった期間を利用して、稽古を重ねたいと思います。 どうぞお楽しみにお待ちください。

小さな積み重ね(3/26)

今日も細かくシーン稽古をしました。 会社組の稽古は「第三印刷がどこにあるか」を話す場面です。 端から見ればどうでもいいこと、角にある建物は何か、曲がるのは右か左か、ということを延々話すシーンです。 演じる人たちがどうでもよくならないように、脚本にある小さなヒントをどんどん使っていく稽古だったと思います。 地図を見るときはちゃんと見るとか、口論の際は自分の自己正当性の生き残りをかけて反論するとか、誰かが立つ際はそれを際立たせるとか、小さな作業ですがその積み重ねがシーンを作っていくのだと思いました。 とにかくセリフを早く覚えて何ができるのか可能性をたくさん探っていきましょう。

一幕通し(3/25)

今日は一幕を通しました。 その後、ふた部屋に別れてチーム別に稽古しました。 山口さん、広田さん、二口さんからいろいろと指導がありました。 そばえではよく「セリフを大切に」と言われます。 自分がやっていること、動作や小道具など別のことに意識がいきすぎてしまってセリフが蔑ろにならないようにしましょう。 喋り方も、切りすぎないように、人に聞かせることを意識して発音すること。 相手との関係性を整理し、関係性の中でセリフを捉え、目の前の相手をよくみて自分がどうとでも出れるよう、熱量をキープすること。 何を言いたいのか、目的や本音を整理し、それが伝わったのか伝わっていないのか、状況を整理すること。 何がきっかけでそのセリフをいうのか?外的要因と内的要因を作ってくること。 やるべき作業はたくさんあります。 お芝居をつくるというのはとても大変です。 ひとつひとつ丁寧にこなしていきましょう。

「ヒネミ」はコメディー(3/23)

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「ヒネミ」はコメディーです。 基本的に楽しくなるように演じていきましょう。 ト書きに「間」とよく書いてありますが、ただ何も喋らない時間にするのではなく、何か気持ちが動く、もしくは動かない、何かが見える時間になるよう演じましょう。 また、間はひとりでは作れません。その舞台上にいる人の協力が必要です。ぼんやり待っているのではなく、その間に対してどうコミットするのか、考えることが大切です。 また、セリフの前に「不意に」と書かれている場合がありますが、役者にとっては「不意に」ではありません。 お客さんにとっては「不意に」なのですが、役者はそこに至るまでの経緯があるはずです。 その経路は役者自身が作り、お客さんにとって「不意に」なるように演じましょう。