役者のための稽古(2/19)

今日の講師は広田さんおひとりでした。
演出をつける稽古ができないため、役者のための稽古になりました。
こういう時間をとることができるのが、このしたやみラボのいいところです。

身体をほぐすエクササイズから始めました。
顔や頭など、いろんな位置を意識しながら音を響かせ、最終的には空間も含めて響かせていくワークを行いました。

そのあとは、あるシーンを抜粋して、役者のための稽古をおこないました。
講師の方々が「セリフに圧が足りない」とよく言います。
場のエネルギーをつくる上で、とても大切なことです。セリフにも、立ち方にも、在り方にも、「圧」「エネルギー」がなくては空気が抜けて行ってしまいます。
壁に両手をつき、体重をかけながら発声するワークをおこないました。

そのあとは、とりわけ「圧」が必要なシーンを稽古しました。
セリフの調子を落とさないように、一人で完結しないように、次の人に渡すイメージを持ってやってみます。





セリフを言うときに、どのように言い始めるのがいいのか、考えましょう。具体的なイメージを持って言うのとそうでないのでは、歴然の差があります。
ひとつひとつのイメージを考えるのはとても大変な作業ですし、稽古でしっかりそれをやるのも大変なエネルギーを必要とします。
しかしそれを実践しなくては、稽古になりません。
役者のための稽古は自分でやりましょう。ラボは演出家との稽古の時間です。
お仕事や学校などでラボ以外で稽古の時間をとるのはなかなか大変ですが、できる範囲でがんばっていきましょう。

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