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8月, 2019の投稿を表示しています

身体の状態を知る(8/21)

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今日もタオルバレーから。 111回でした。100回超え! 今日も身体のことをやりました。 というより、自分の身体の状態を把握することをやりました。 手をまっすぐ伸ばしてみます。まっすぐというのは、案外むずかしいんですよね。 ちゃんとまっすぐに伸ばせているでしょうか? そのあとは、タオルなしでタオルバレーをやりました。 お芝居をしていると、普段の生活ではできるのに演技になると急にできなくなってしまうことがありますよね。 タオルがあるときとないときで何が違うのか。2チームに分かれてお互いのプレーを見合って意見を言いました。 また、「20回目でタオルが落ちそうになるけど隣の人がカバーしてくれて30回目まで続く」という筋書きを決めてプレーしてみました。 これは、脚本があり決められた筋書きを演じるということと同じですね。 段取りを忘れてしまったり途中でイメージタオルがどこかにいってしまったりしてなかなかうまくいかず、難しいワークでした。 そのあとは、以前使用したテキスト(二人で狂う/イヨネスコ)から抜粋した会話を用いたワークを行いました。 二人ペアで10分ほど話し合い、いつどこでどんな状況の会話なのかを決めて発表しました。 見終わった後、どんな状況の誰の会話に見えたかを意見を言い合いました。 意見を言うときは、正解を言う必要はありません。思ったことを言うのも大切ですね。 どちらかに好意がある設定、兄弟、夫婦などなど、たくさんのアイデアが出てきました。 見ている方は、ほんの少しの情報、例えばふたりの距離感や台詞の言い方などで関係性を探っていきます。 どんな身体だとその関係性に近づけるでしょうか? 自分の身体に自覚的になっていきましょう。 また、10分で話し合って発表というのも、慣れないと難しいです。 しかし決められることは決めていきましょう。「春か秋」ではなく、春なら春、秋なら秋です。 脚本決めまでは、こういうワークが続きます!

イメージを身体におとす(8/6)

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今日は山口さん、広田さんの日でした。 タオルバレーがなかなか続かなくて、途中で広田さん式「集中」をやったりしました。 そして名前鬼。 つぎは軸を鍛えるワークなど、身体のことを行いました。 後半は、「イメージを身体におとす」ワークをやりました。 まずは手の中に石ころがあるイメージ。 手の中でコロコロして、感触を確かめます。 尖っているかも、丸まっているかも。 次は花びらでやってみます。 ひらひらしていて、軽くて、儚い存在です。 普通に歩くと手のひらから飛んでいってしまうかもしれません(濡れていて手に張り付くというイメージもあるかもしれませんが) 次は円になって、何かを作り出して、隣の人にわたしていきます。 前の人をよく見て、どんな感触のものを渡そうとしているのか、よく観察しましょう。 一周目は同じものを、二週目は受け取ったものを別のものに変換して、隣の人にわたしました。 最後はみんなで一枚の布を持ってみました。(もちろん本物の布ではありません) みんなで揺らしてみます。みんなで同じイメージを持たなければ、布は破れてしまうのです。 次は、2グループに分かれて、ひとつのグループが言った名詞や形容詞、例えば、洗剤とか海とかおいしいとかセミとかテニスとか、になってみます。 なろうとすると、観ている人へ「説明しよう」という心理が働いて、わかりやすくやろうとしてしまうようです。 しかし山口さん曰く、その気持ちが邪魔だと。 例えば「テニス」になろうとすると、ラケットを持ってテニスボールを打つ真似をします。 「おいしい」になろうとすると、どうしたらいいのかわからなくて何もできなくなってしまいます。 今日のワークは、「テニス」になるのであって、「テニスプレーヤー」になってほしいわけではないと。 人に説明しよう、これが「おいしい」だとわかってほしいと考えると、どうしたらいいのかわからなくなってしまいます。 人にわかってもらうためのものではなく、その言葉を聞いた時に身体に浸透していく何かをそのまま体現してみるということが肝です。 「テニス」と聞いたとき、どういうものが身体に伝わっていくでしょうか?動くなら動く、動かないなら動かない、変化していっ

声と身体のストレッチ(7/24)

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今日は山口さんと二口さんはおやすみで、広田さんが指導してくださいました。 タオルバレーは51回でした。 まずはお話から。 今日は声と身体のワークを中心に行います。「稽古」というと作品の為の稽古が中心になってしまい、俳優が身体を訓練する時間はなかなかとれなくなってしまいます。 「媒体」として身体を使うためにストレッチをします。自分で自在に扱えた方がいいですね。 身体は、人類共通のものであり、みんなそれぞれ違うので、個別の物です。お客さんと共通項を作っておいて、そこから個別の身体、声を使って作品世界へ引き込みます。 身体は嘘をつきません。 声は手、と広田さんは言います。 うしろから誰かの方を叩くように、声をかけることもできるでしょう。 声自体の触り方、握り方、たたき方、自分でコントロールできるようになるといいですね。 まずは筋トレから。 腹筋、背筋、側筋を鍛えていきます。 ストレッチもしていきます。 足の裏は世界との接点。大切にしましょう。 そのときそのときの作品の演出の要請で、何が必要か。 身体とは関係ない身体。 状況、感情、関係、背景、それらすべてを背負ってそこに立つこと。存在すること。 それが役者の仕事です、と広田さん。 身体、声に向き合う濃密な時間でした。