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7月, 2020の投稿を表示しています

どのように言えばいいのか(3/19)

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会社チームの2シーンを稽古しました。 ひとつのシーンの前半は「第三印刷はどこにあるのか」ということを全員であーだこーだというシーンです。 全員が何かしら主張を持っています。 どのように対立しているのかを捉え、どのような立ち位置で、どのように自分のセリフを発すればその対立がより見えてくるのかを考えながらやることが大切です。 また、職場のシーンなので、椅子があります。 座るのか、立つのか、いつ立つのか、いつ座るのか? 自分が持っている主張や、相手の主張を生かすためにどのタイミングが最適でしょうか。 ほかにも、コンタクレンズを落としてしまい、それを全員で探すシーンも稽古しました。 コンタクトが地面に落ちているかもしれないときの歩みや、手足の動かし方、視線に慎重になった方がいいですね。 コンタクトレンズに全神経を集中させる瞬間と、そうでないもので盛り上がってしまう瞬間のメリハリをしっかりつけた方が見やすくなります。 とにかく早くセリフを覚えましょう。 セリフの意図や、観ている人に伝えたい箇所や、そのシーンをよく見せるためにどの言葉を立たせるべきなのか?ということを考えながら覚えるといいですね。

目的と熱量(3/18)

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今日も2チームに別れて練習をしました。 自分の役がなんの目的をもってそこにいるのかを明確にしておきましょう。 そこが強くないと、会話が成り立ちません。 「ヒネミ」はどうでもいいことをつらつら会話するシーンが多いです。 曲がるのは右か左かとか、近所のだれだれさんがなになにしたとか、そう言ったか言わないか、などなど。 他人がきくと「どっちでもなんでもいいやん」になってしまいがちなので、演じる側が強く意思や目的を持ち、そのことへの熱量を出さなければ、見ていてどうでもよくなってしまいます。 なにを目的としてそこにいるのか?というのは、セリフを覚えるときから意識するといいそうです。 やはり何も意識せず文面だけで覚えていると、実際に立ったときもただ読むだけになりがちです。 何があってどう思ったからこういうセリフをいう、と根拠があると覚えやすいですし会話をつくりやすいです。 演じている側が「どうでもいい」となってしまわないように、最初は強く目的を持っていた方がよさそうですね。

同時に進める(3/16)

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今日は少し難しいシーンの練習をしました。 二つの別の空間の会話を同時に進めていくというものです。 お互いの台詞をつぶさないようにしなければなりません。 誰のどのセリフのあとに言えばいいのか、タイミングをはかりながら練習しましょう。 またたびたび言われていますが、ラボは二時間しか稽古ができないので、稽古になにも考えずに来てしまうと、ただ書いてあることを読むだけで終わってしまいます。 そして復習をしておかなければまた同じことを注意されて、前に進みません。 「今日はこれを試そう」となにか決めて稽古に参加できるといいですね。 もちろん行き当たりばったりではなく、ちゃんと役の内面を考慮していろいろ試してみましょう。

斜に構えない(3/11)

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先日決まった舞台美術で今日も稽古をしました。 会社組の稽古から始まりました。 地図を書いて「第三印刷」の場所を説明するシーンです。 曲がる角にある建物は、総菜屋だったか、パン屋だったか?銀行か、簿記学校か? その前に、地下鉄の駅を出て曲がるのは右ではなく左ではないか? そもそも「第三印刷」がある町名が違うのでは? そもそも地下鉄ではなくバスで行くのではないか? などなど、そうだと思っていたものがどんどん崩れていく、私たちはなんの地図をみているのかわからなくなる、とても「ヒネミ」らしいシーンです。 ポイントは、当事者であり続けることです。 場所が違う、建物が違う、ということに対して他人事でいると、反応が薄くなり、シーンが進みません。 「わたしはこうだと思う」という立場にいなければ、おもしろい会話になりません。 違うシーンでもそれは言えることです。 舞台上でおこる物事との距離感はそれぞれ違うと思いますが、今回は当事者でいるほうがおもしろいことが多いと思います。 とりあえず、斜に構えないでそのことへのリアクションをはっきり演じてみましょう。