斜に構えない(3/11)

先日決まった舞台美術で今日も稽古をしました。
会社組の稽古から始まりました。

地図を書いて「第三印刷」の場所を説明するシーンです。
曲がる角にある建物は、総菜屋だったか、パン屋だったか?銀行か、簿記学校か?
その前に、地下鉄の駅を出て曲がるのは右ではなく左ではないか?
そもそも「第三印刷」がある町名が違うのでは?
そもそも地下鉄ではなくバスで行くのではないか?
などなど、そうだと思っていたものがどんどん崩れていく、私たちはなんの地図をみているのかわからなくなる、とても「ヒネミ」らしいシーンです。

ポイントは、当事者であり続けることです。
場所が違う、建物が違う、ということに対して他人事でいると、反応が薄くなり、シーンが進みません。
「わたしはこうだと思う」という立場にいなければ、おもしろい会話になりません。



違うシーンでもそれは言えることです。
舞台上でおこる物事との距離感はそれぞれ違うと思いますが、今回は当事者でいるほうがおもしろいことが多いと思います。
とりあえず、斜に構えないでそのことへのリアクションをはっきり演じてみましょう。

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